グリッドマン 感想

 ばんじょです。

 今年10月から放送がスタートしたアニメ、SSSS.GRIDMANが最終回を迎えたので、一週間ほど遅れましたが見終えた感想をね、たらたらと書いていきたいなと。寝れないのでね。

 

 SSSS.GRIDMANは、円谷プロが25年前に放送した特撮の電光超人グリッドマンのアニメ化したという作品なんですけど、最初はそんな期待してなかったというか。円谷プロと言えばウルトラマンが真っ先に浮かびますが、小さいころ見てた記憶があるけど、めちゃくちゃ好きだったかなと言われると、うーんって感じだったし、怪獣とウルトラマンの戦いがカッコよかった記憶があるくらいで、今回のグリッドマンのアニメ化もなんなら最近流行りの過去の人気作をリメイクやらなんやらする流れに乗っかったのかなって印象でした。

 Twitterなんかだと放送前に当時ファンだったってフォロワーさんがいたりしたもんですっごく楽しみにしてたから僕も気になって1話を視聴しようかなって感じだったんです。

 1話はわかりやすいというか、物語の導入ですからね、しかもヒーローものと言えばこんな感じの話の展開になるでしょうよって感じでした。ただ、冒頭のシーンからしばらくの日常描写なんかがやたらとリアルに描かれてるなーって思って思わず見入っちゃってましたね。怪獣との戦闘は重力を感じさせるズシッと来る描き方はアニメらしくない巨大ヒーローモノ(特撮っぽさ)をうまいこと表現してるなと。何より戦闘シーンで流れるO×TのUNIONがカッコよくてカッコよくて。まぁそんなわけで2話以降も見ようかなって感じになったわけです。

 

 2話以降の話は細かく書きませんけど、テンポがいいしアクションも見ごたえある。曲もいいしキャラも立ってるってことで毎週すっごく楽しみにしてました。アパートが一緒の同期と毎週一緒に見てました。

 6話で出て来た怪獣少女が特撮版に出て来たアノシラスの2代目だってことがわかり、「もしやこれは特撮版見たほうがよいのでは?」と思い、AmazonPrimeで配信されてた特撮版も同時並行で見ていると、まぁ出てくる憎い演出。特撮版でポロっと言った「電話は命と繋がってる」とか、印象的なセリフがアニメ版でも出てくるのでどちらから見ても楽しめると。あとはアニメ版はアカネが怪獣で町を直してたりしたけど、特撮版は壊れたコンピュータワールドを直すのはグリッドマンの仕事だったり。これは最終回のフィクサービームに繋がるんですけどね。

 上にも書きましたけど、日常の描写、何気ない日常風景なんかが異常に力入れて描かれているアニメだったと思うんですけど、これは6~7話で発覚したこの世界が閉じた世界だっていうことを強調するようにあえての演出だったのかなと思うと納得です。こういう細かいところ(むしろこの作品的にはキモなのかもしれないけど)に力が入ってる作品って、結局ほかのシーンを見てもこだわりを感じる演出が盛り込まれててイイですよね。他の作品がパッと浮かばないのがダメなところなですけど。

 あと、個人的にこの作品を評価したいポイントなんですけど、ストーリーの裏話やサブストーリーなんかがYouTubeにアップされたボイスドラマでなされていて、これでキャラの補完ができたり、掛け合いを楽しめたりってのもすごくよかったです。というのも、作品自体は1クールで綺麗(ちょっと説明不足な点もあるかな?あとで書きます)に完結できていたので、日常会的なものを盛り込んだりちょっとした補完に何話も使ってだらだら2クールされるよりはテンポ重視で作られていたのが好印象でした。

 12話のボイスドラマだけはBD特典みたいなのでせっかくだしBD揃えようかな。

 

 最終回に関してはめちゃくちゃ熱かったけど、特撮版を見なかった人は「????」っていう疑問符も出ちゃうんだろうなと。特撮版とバリバリ関係あんじゃん、むしろ続編じゃん!って僕もツッコんじゃった。その辺はもう少し情報出してくれたほうが親切だったのかなと。

 一応、特撮版放送時に既に続編の構想があったらしく、その内容を見ると今回のアニメ化はその続編構想を再構成して作られたものだったのかなっていうのが見て取れます。特撮版を観なくてもある程度理解ができる作りになってますけど、最終回だけに限定して言えば特撮を全く見ていなかった人には難しいんじゃないかなと。せっかく特撮版の配信も開始してるから見てねっていうことなのかな?

 あとは1話直前に祐太と六花の間に何があったのかとか、アンチくんが両眼とも赤だたのが赤青のオッドアイになったのはなんだったのかとか、アノシラスって結局どういう立ち位置でこの世界にいたの?とか。

 祐太六花に関しては祐太が六花に告白したとかって理解もできるけど、最終回でグリッドマンから祐太の気持ちを語られたときの六花の反応を見るにどうも六花は祐太の好意に気づいてなかったみたいなので、1話時点では告白とかはしてないのかな?って疑問があります。

 アンチくんについてはまぁようわからんけど、アノシラスに関しては特撮版では電子ピアノのコンピュータワールドにいた怪獣だったけど、移動してきたのかしらね。

他の作品でも結構あると思うんですけど、初回視聴は展開の速さとか勢い、熱量なんかでいい意味でごまかされた疑問点があとから湧いて出てきちゃったパターンなので、もしかしたら語られることはないのかもしれないですね。

 

 最後にちょっと重箱の隅をつつくようなことも言ったけれど、SSSS.GRIDMAN、すごく楽しめた作品でした。「次にグリッドマンとともに戦うのは君かもしれない!」みたいなことが書かれた当時の記事をチラッと見かけたんですけど、今回のアカネや、特撮版の武史みたいに、アレクシスやカーンデジファーに取り込まれたり利用されたのは実はなんでもない普通の人間だったってのを考えると、「次に悪者になってしまうのも僕たちかもしれない」って見方ができませんかね。今回アレクシスに取り込まれてしまったアカネちゃんの情動なんて、実は誰でも抱えてそうなレベルじゃないですか?そう考えると少し深いなって勝手に思います。感想終わり!

 あ、くそほどどうでもいいことなんですけど、銭湯とかにある手首に巻くタイプのロッカーの鍵を装着するとアクセスフラッシュしたくなりませんか。僕はそれをやって同期に他人のフリをされました。

 

 ・・・思いついたことをポンポン書いていったらすっごく冗長でまとまりのない文章になっちゃったんですけど手直しするのも面倒なのでこれで。

読んでくれた方はありがとうごめんなさい。また別の記事を書いたときはよろしくね。

 そういえば、僕は六花ちゃん派だけど、ぽまえは?